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豪雨災害での周産期医療

7月4日からの豪雨により被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。

球磨川の洪水から1週間が経過し、被災された方々や支援されている方々の心身ともの疲労は計り知れません。まずご自分の体を第一に復旧活動を進めていただきたいと思います。

私たち熊本の産婦人科医は災害時の周産期医療として「熊本地震」から様々な経験や教訓を得ました。とくに大規模災害から1週間が経過すると、被災された方々や医療スタッフは今まであまり自覚していなかった疲労感を感じ始めます。特に医療スタッフは今まで張りつめていた緊張感がピークに達することで無気力となり気持ちのコントロールがつかなくなってくる場合もあります。是非、各組織や団体のリーダーの方はスタッフの心の変化にも十分に留意されてください。被災した妊婦さん、褥婦さんや赤ちゃんの抱える課題や問題点は発災後の経過とともに変化してきます。「熊本地震」の際にも妊婦さんの深部静脈血栓症、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病の増加や分娩後に退院してすぐの新生児やお母さんの滞在施設の確保など様々な問題に直面しました。災害医療は1か月では終わりません。妊婦さんや褥婦さんの精神的な変化や災害時に生まれた赤ちゃんの成長は長期的に診せていただく必要があります。

本日で洪水発生から1週間が経過しました。今後は長期戦となることを十分に踏まえ「自分の心と体を守る」ために「少し休みながらの復旧活動」もご一考いただきたいと思います。

災害時の妊婦さんや赤ちゃんの課題

 

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