骨粗しょう症
Osteoporosis骨粗しょう症
骨密度検査を受けていただきたい方は?
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骨折の危険因子を有する閉経前後の女性
<骨折の危険因子>
- 骨折したことがある方
- 喫煙者
- ご家族に骨折既往がある方
- やせすぎ、または肥満の方
- ステロイド薬使用者
- 妊活を意識した女性
- 授乳中の女性
- 65歳以上の女性
あなたの骨は健康でしょうか?
現在、日本では約1,000万人の女性が骨粗しょう症と診断されると考えられています。また閉経前後に女性の骨量は20%減少し、50歳以降は年齢とともに骨粗鬆症が増加します。正に更年期の女性は“骨粗しょう症予備群”です。一方で、多くの骨粗しょう症患者さんは無症状なため病院を受診されることはありません。突然、骨折して自分の骨密度が低かったことに初めて気づきます。当院では産婦人科クリニックではほとんど使用されていないガイドライン推奨の“DXA法による骨密度測定器”を導入しています。患者さんにとって、“より正確で、より安定性のある骨密度検査”を行っています。
骨密度検査
骨密度検査(DXA法)
骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン推奨
当院ではガイドラインで推奨されているDXAの骨密度測定器を設置しています。
妊娠している女性、授乳中の女性も骨密度が低下している場合があります。赤ちゃんの骨の形成のために母体からカルシウムが移行します。妊娠女性や授乳女性にとって骨を意識したカルシウムやビタミンD、Kを多く含む食事は重要です。
また最近は妊娠前から体の健康を意識する“プレコンセプション”という考えが注目されています。妊娠・授乳に耐えうる骨密度かどうか、妊娠を意識した時点で一度骨密度検査をお考えください。(尚、DXA法による骨密度検査は微量のX線を含むため妊娠中の女性は検査できません。)
当院は骨粗しょう症予備軍である更年期女性、授乳中やこれから妊娠を意識している女性の骨密度スクリーニングを積極的に推奨します。さらに当院では骨粗しょう症の診断、予防および早期の治療開始に努めます。
人生100年時代が到来しました。70、80および90代の女性に元気で活力のある生活を送っていただくために、“あなたの骨の健康”を一緒に考えてみませんか。