お知らせ
TKUテレビ熊本から“女性の健康”について取材がありました!
2024年2月13日にTKUてれくま医療情報室の取材クルーがクリニックを来訪されました。女性の健康に関するテーマで閉経後に増加する”骨粗しょう症”についてお伝えしました。
てれくま医療情報室の放送日は2024年2月28日(水)AM11:20からです。2分程度の短い時間ですが、ぜひご覧ください。
卵巣ホルモン(エストロゲン)の分泌と骨の健康には密接な関係があります。
通常、骨全体の5%程度が工事中の状態となっています。古い骨を壊して新しい骨を作る新陳代謝が盛んに行われています。20-30代では卵巣からの十分なホルモンの分泌があり、このエストロゲンが骨を壊す細胞(破骨細胞)に直接的・間接的にブレーキをかけています。閉経すると卵巣ホルモンの分泌が低下して、骨が壊されるサイクルに変化します。女性は閉経後10年で約20%程度の骨量が低下し、結果的に男性よりも骨粗鬆症のリスクが増加します。
骨密度検査は現在、最も信頼性が高いX線も使用したDXA法があります。検査は10分程度で終了し、割と簡便な検査です。当院ではDXA法の骨密度検査装置を導入しています。人生100年と言われますが、骨密度の低い人と高い人を比較した場合に骨密度低下だけで寿命が短くなることが分かってきました。
卵巣ホルモンの分泌が変化する40歳を超えた時点で、一度骨密度検査を受けることをお勧めします。